一馬力のメモ帳

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SEIL/x86 AyameをVMware Fusionにインストールする方法[2020/04/13追記]

IIJのソフトウェアルータ「SEIL/x86 Ayame」がリリースされました。
今回は,「SEIL/x86 Ayame」をダウンロードしてVMware Fusionで動かしてみたいと思います。

※注意:「SEIL/x86 Ayame」を動作させるためには「プロダクトキー」が必要です。
    トライアルエディションのプロダクトキー発行を依頼する方法も
    あわせて紹介します。

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[2020/04/13追記]
インストール後,プロダクトキーのインストールについてはこの記事を参考にしてください ichibariki.hatenablog.com

目次


IIJ、10ギガビット対応の高機能ソフトウェアルータ「SEIL/x86 Ayame」を提供開始
https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2019/1219-2.html 

SEIL/x86新メジャーリリース「Ayame」の提供を開始しました。SEIL/X4相当の機能を持つソフトウェアルータです。
https://www.seil.jp 

SEIL/x86 Ayame
https://www.seil.jp/product/x86ayame.html

 「SEIL/x86 Ayame」のダウンロード方法

さっそく「SEIL/x86 Ayame」をダウンロードしてみたいと思います。

 「SEIL/x86 Ayame」のエディション

SEIL/x86 Ayameのページ
https://www.seil.jp/product/x86ayame.html
から,「エディション」まで進んで対象のエディションの「プロダクトキー」を申請する事から始めます。

「SEIL/x86 Ayame」のエディションは

の3つ。今回は「トライアル」ライセンスを申請して利用してみようと思います。

2019/12/30 時点では「トライアル」と「エンタープライズ」のみ。
「スタンダード」は年明けからの販売のようです。
販売開始が待ち遠しいですね。

「プロダクトキー」の申し込み

さっそくプロダクトキーの申請を行います。
あらためて申請は

SEIL/x86 Ayameのページ
https://www.seil.jp/product/x86ayame.html

から「エディション」部分まで進んで対象のエディション部分から行います。
この記事では「トライアル」エディションを申請してみます。

「プロダクトキーを申し込む」部分がリンクになっているので
クリックします。

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 SEIL/x86 Ayame ソフトウェア使用許諾規約の確認

次に表示されるページの「SEIL/x86 Ayame ソフトウェア使用許諾規約」を確認し
メールアドレスを入力します。

「入力内容の確認へ」をクリックして次の画面に移ります。

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次に表示された「お申し込み内容の確認」ページで
入力したメールアドレスを確認して「送信」ボタンをクリックします。

※申し込んだプロダクトキーはここで入力したメールアドレスへ送信されるようなので
 しっかり確認しましょう!

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「SEIL/x86 Ayame」のダウンロード

プロダクトキーは申込みから「3営業日」かかるとの事なので
先にダウンロードを済ませて環境を作っていきます。

申し込みページから「SEIL/x86 Ayameのダウンロードページ」
をクリックします。

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「ダウンロードページ」から利用する仮想化基盤にあわせてファイルをダウンロードします。
この記事ではVMware Fusionを想定しているため
VMware形式」を選択しています。

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 VMware形式ダウンロードファイルの中身

ダウンロードしたzipファイルを解凍すると
ovfファイル,vmdkファイルが保管されます。

「seilx86-vmware」フォルダの中身を確認は

  • seilx86-ovf.vmdk
  • seilx86.ovf
  • seilx86.vmdk
  • seilx86.vmx

の4ファイルが保存されています。

 SEIL/x86 Ayame のインストール on VMware Fusion

ソフトウェア本体が入手できたのでVMware環境にインストールしていきます。

仮想マシンのインポート

インストールは仮想マシンのインポート機能を利用します。

VMware Fusionを起動したら

ファイル > インポート 

を選択します。

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仮想マシンの選択

表示された「既存の仮想マシンを選択」画面の
最近の項目部分へダウンロードした「.ovf」ファイルをドロップします。

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あらためて対象は「seilx86.ovf」です。
zipファイルを解答したフォルダからドロップします。

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「seilx86.ovf」ファイルを選択したら「続ける」でメニューを進めます。

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仮想マシンの保存場所の選択

仮想マシンの保存場所と名前を決めて「保存」をクリックします。

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仮想マシンの構成完了

仮想マシンの構成が完了しました。」のメッセージが出ればインストールは完了です。

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仮想マシンのアップグレード

仮想マシンのアップグレードが表示されたら
「アップグレード」をクリックします。

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「SEIL/x86 Ayame」の起動

インストールが完了したら起動が始まります。

 SEIL/x86 Ayameの起動画面

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SEIL/x86 Ayameへのログイン

起動が完了すると

「login : 」が出力されて起動完了します。
ログインプロンプトへ入力するIDは 「admin」 です。

(参考)SEIL/x86 Ayameのマニュアル

ID情報などSEIL/x86 Ayameの操作方法はマニュアルが公開されていますので
そのドキュメントを確認してください。

IDの情報はマニュアルの

ホーム > 
スターティングガイド > 
SEIL/x86 Ayame > 
プロダクトキーと動作モードの設定 >
  仮想VGAを利用しコマンドシェルで設定する

https://www.seil.jp/sx4/doc/about/x86ayame/setup_vga.html 

に記載されています。

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プロダクトキーの入力

初回起動時には「プロダクトキー」の入力を求められます。
前の手順で「プロダクトキー」を申請している状態のため
今回はここまで

プロダクトキーが届いたら続きの操作を記事にしていきたいと思います。

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早くプロダクトキー届かないかなぁ。

この記事が参考になれば幸いです。

試した環境

ホストOS

2500/15.4 MJLT2J/A MacBook Pro Retinaディスプレイ

MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
macOS Catalina
  システムのバージョン:    macOS 10.15.2 (19C57)
  カーネルのバージョン:    Darwin 19.2.0

仮想化基盤

VMware Fusion Pro 11.5.1 (15018442)