一馬力のメモ帳

MVSからLinuxまで。基盤屋さんは眠らない

VMware FusionからESX上のゲストOSを操作する

VMware FusionからESXiに接続すると,Fusion側にESXiのゲストOSのコンソールを表示できて便利です。
さらに手元でFusionとESXのゲストOSを一元管理できて便利です。

参考:VMware FusionがなくてもVMware Remote Console (VMRC)を利用すれば
リモートコンソールを実現できます。

ichibariki.hatenablog.com

今回紹介する環境のイメージは図の通りです。

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では接続方法を紹介していきます。

目次


VMware Fusionからサーバ(ESXi)に接続する

リモートサーバへの接続画面を表示

VMware Fusionを起動したら

「ファイル > サーバに接続 」

を選択します

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「接続」画面へ接続情報を入力

リモート接続するサーバの情報を入力します
下の画像ではネットワーク上に配置された,VMware ESXに接続しています。

  • サーバ;
  • ユーザー名:
  • パスワード:

を入力して「接続」をクリックします。
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接続完了

無事接続完了すると,VMware Fusionの画面上にリモートサーバー上のゲストOSが表示されます。
下の図ではリモートサーバー「192.168.3.210」上のゲストOSが表示されています。

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ゲストOSの操作

リモートVMのパワーオン

ESX上のゲストOSが表示できたので,リモートで「パワーオン」の操作を行ってみます。

VMware Fusion画面左のゲストOSの一覧からゲストOSを選び
「パワーオン」を実行します。

下の画面では「192.168.3.210」のESX上で動作するVM「RHEL7.2」を起動しています。

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リモートVMのコンソール表示

パワーオン操作を行うとVMware Fusion上のゲストOSを起動したとき同様に
コンソールが表示されます。

VMware Fusion上のゲストOSと同様に操作可能です。

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[参考]ESXiホストクライアント上の表示

実際にリモートからパワーオン操作ができているか,ホストクライアント側で確認してみます

「最近のタスク」部分にPower On VMの操作が正常終了している事を確認できます。

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リモートサーバーをVMware Fusion同様に操作できるのは
便利ですね。皆さんも試して見てください

参考になれば幸いです

試した環境

ホストOS

2500/15.4 MJLT2J/A MacBook Pro Retinaディスプレイ

MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
macOS Mojave
  システムのバージョン:    macOS 10.14.3 (18D109)
  カーネルのバージョン:    Darwin 18.2.0

仮想化基盤

VMware Fusion Pro 11.0.3 (12992109)