一馬力のメモ帳

MVSからLinuxまで。基盤屋さんは眠らない

ネットワーク機器エミュレータGNS3v2.1をmacOSにインストールする

Cisco IOSをエミュレートしてくれるGNS3。

これまでVersion 1.5系を使っていたのですが
気がつけばVersion2.1までリリースされてるじゃないか!

  • リリースノート

http://docs.gns3.com/release.html 

さっそく,Version2.1をインストールしてみたので紹介です。

  • GNS3の紹介はこの記事を参考にして下さい

ichibariki.hatenablog.com

目次


最新版のGNS3をダウンロードする

最新版のGNS3をインストールする場合は
Githubからダウンロードします

ダウンロードURLは

 https://github.com/GNS3/gns3-gui/releases

今回はVersion 2.1.4をダウンロードします

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GNS3のインストール

GNS3のディスクイメージのダウンロードを完了したら
インストールを開始します

ダウンロードしたディスクイメージをクリックして下さい

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開始ディスクイメージをマウントすると
GNS3のアイコンがデスクトップに表示されます

このアイコンをクリックすると

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「GNS3→Applications」わかりやすい画面ですね。
GNS3アプリケーションをアプリケーションフォルダにコピーします

アイコンをドラッグして下さい

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※ もし古いバージョンのGNS3がインストールされていた場合
  確認のメッセージが表示されます

「置き換える」をクリックして最新版にしましょう

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これでインストールは完了です

 初回起動

インストールを完了したので
早速起動して見ましょう

アプリケーションフォルダからGNS3のアイコンをクリックです

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“GNS3”は、開発元が未確認のため開けません。を回避

GNS3はApp Storeで配布されたアプリケーションではないため
macOSから「開発元が未確認のため開けません。」と怒られます

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焦らずに,システム環境設定から
「セキュリティとプライバシー」をクリックして下さい

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表示された画面の下の方に
「”GNS3”は開発元を確認できないため、開けませんでした。」
と表示されている事を確認し。

「このまま開く」をクリックして下さい

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続いて,常に起動して良いかmacOSが聞いてきますので
「開く」。を押して下さい

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初回起動時のSetup Wizard

無事起動すると,セットアップウィザードが表示されます

今回は,GNS3がインストールされたOS上で
IOSイメージを起動する方向でウィザードを選択していきます

GNS3 Serverの起動モード選択

今回は2番めの

「Run only legacy IOS on my computer」

を選択します。

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Local serverの設定

ローカル(GNS3をインストールしたコンピュータ)で動くサーバの設定です
ここはデフォルトのままでOKです

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uBridgeの確認

GNS3の内部で利用するuBridgeインターフェースにroot権限が必要だよ
と聞かれるので「Yes」を選択してください

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権限の付与

GNS3がadmin(root)権限でコマンドを実行するので
少し待ちましょう

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内部で実行されるスクリプトに許可が必要となります
パスワードを入力して「OK」をクリックして下さい

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Local serverの起動完了

この画面が表示されれば,サーバの起動完了となります
「Next >」をクリックしてウィザードを進めます

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設定のサマリーを確認してウィザードは完了です

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GNS3起動完了

無事GNS3が起動できました。

これでネットワークの検証がはかどりますね^^
みなさんも試してみて下さい

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参考になれば幸いです。

試した環境

ホストOS

2500/15.4 MJLT2J/A MacBook Pro Retinaディスプレイ

MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
macOS High Sierra
 システムのバージョン:    macOS 10.13.3 (17D102)
 カーネルのバージョン:    Darwin 17.4.0